2017年4月に行われた「通訳訓練メソッドでスピーキング力を強化する」(講師:尹貞源先生)の様子をとんそく子が紹介します。

1週目の授業
ついに講座が始まりました! 尹貞源先生がどんな授業をしてくれるのか、みんなドキドキワクワク!

韓国語の音を発音するための簡単なウオーミングアップをし、早速みんなでシャドーイング。そして次に音読。音読は一人ずつ順番に「hana NEWS DIGEST」のNEWS1を読みます。するとここで、宿題を一生懸命やってきたかどうかが明確に! 自分の番を待つ間、ドキドキ感が半端じゃないです。実際に通訳の訓練法を使って練習をしてみます。まず、テキストを見ながらNEWS1をシャドーイング。次にテキストを見ないで、シャドーイング。

授業が3分の2ほど終わったところで、息抜きに自己紹介タイム。ペアを作り、部屋の両端に立ち自己紹介を交わします(写真)。こうすると、必然的に大きな声で発音するようになりますよね。最後にもう一度、NEWS1をシャドーイングして終わり。

この講座はとにかく宿題がたっぷり。NEWS1を毎日最低20回以上シャドーイングするのが基本でそれ以外にも毎回宿題がでます! やりますとも、ええ、やりますとも!

部屋の両端に立ち自己紹介


2週目の授業
尹先生は、授業の合間合間に、たくさんの人の前で通訳する際の注意点や、1対1で通訳する際の技術なども話してくださるので非常に勉強になります。「何十人、何百人の前で話をするような人でも緊張はする。しかし緊張していることを隠しているのです。だから、皆さんも人前で話す際に、緊張していても緊張していないふりをするようにしてください。緊張は人に伝わります。そうすると安心して話が聞けなくなりますので、どうぞ緊張してないふりをする練習をしてください」とおっしゃられました。なるほどお!

ディクテーションをしました。先生が韓国語で読み上げたニュースの文を書き取ります。ここで自分が書き取りに強いのか弱いのかが分かります。
今日の宿題は基本の毎日20回以上シャドーイングに加え、自分のシャドーイングの声を録音してくること。

3週目の授業
今日は日本語の文を見て、韓国語に訳していきます。韓国語に訳していく際、人によって微妙に語彙のチョイスが変わりますね。

生徒の半分が順番に日本語を見ながら韓国語で訳していきます。残りの半分は家で録音してきた自分のシャドーイング音声をみんなの前で流します。録音してみると自分の問題点を客観的に見られてとてもいいです。

宿題は基本のシャドーイング20回に加え、NEWS1の内容を自分なりの言葉で説明できるようにメモしておくこと。

4週目の授業
二人ずつのペアになり、宿題だったニュースの要約を交代で話します。この際、要約を文にまとめてきた人はどうしてもそのノートを見ながら読んでしまう。でもそれはNG。相手の目を見て、キーワードだけチラチラ見て話す訓練をしました。

こうして講座は無事終了! この講座を通して、いかに普段韓国語を使っていないかということが分かりました。普段から韓国語を口にしていると、いざというときに韓国語がスラスラとはいかなくとも、スラっくらいは出てくるようになります。日本語から韓国語に切り替えるスイッチがだんだん必要なくなってきます。だって毎日韓国語を使っていると、スイッチを切り替えなくても自然に口をついて出てくるんですから。ま、私はまだそこまでいってませんけどね^^;;