今日はHANA事務所の水槽について、ジョン夜が紹介します。以前、『BE-PAL』というアウトドア雑誌に「月刊雑魚釣りニュース」という私の愛読コーナーがありました。このコーナーは、いい年した大人が道具を片手に各地の川や海で雑魚を採ったり、食べたり、自然に触れたり、「雑魚目線」の提案や読者からの雑魚情報を紹介したりするコーナーでした(今はもう連載はないようです)。

私ジョン夜は、東京生まれではありますが、小学生の頃の夏休みを、母の実家、飛騨神岡という田舎で、魚や虫を追いかけて過ごしました。そういうこともあってか、水族館に行っても熱帯魚や深海魚ではなく、日本の小川の生態系にときめいてしまう「雑魚党」なのです。

さて、HANAの事務所には水槽がありますが、やはりこの水槽でも雑魚を飼っています。いくつか原則があるのですが、それは「採ってきた魚を飼う」「一定期間飼ったら元の場所に帰す」というもの、現在の住人(住魚)は、埼玉・荒川沿いの昭和田んぼで捕獲したフナとモツゴとメダカ(カダヤシ?)、そして昨年夏に奥多摩でとんそく子がすくってきたハヤです。ハヤは爪楊枝の先っぽくらいの幼魚だったのが3cmくらいに育ちました。

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石の手前にいるのが、とんそく子が連れてきたハヤ。とんそく子になついています。とんそく子の気持ちをわかってくれるのは、読者の皆様とこのハヤだけ! スマホで水槽の魚を写すのはかなり難易度高いデス! (みんな逃げる)

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昨年6月に事務所に来たときのハヤ。

ちなみに、上記以外にこれまでに飼った魚は、利根川のチチブ、やはり利根川系?のタイリクバラタナゴとブルーギル(潮来の道の駅の「川魚すくい」でゲット)、昭和田んぼのドジョウ、ヨシノボリ、お墓参りのついでに高麗川で採ってきたカワムツ、アブラハヤ、会社の近所の江戸城外堀のテナガエビなど。どうしても採りに行く時間がないときは、池袋西武百貨店の9階で調達することもあります。

雑魚を採るのには、タモ網を使ったガサガサと呼ばれる方法が手っ取り早いのですが、大人の男が網をもってウロウロしている姿はどうみても怪しいですね。なので、練り餌を入れたびんどうを沈めておいて、30分くらい後に行って引き上げるという方法を多用しています。

これまでに、魚が卵を産み付けたり、孵化したりする感動の瞬間も目撃しました。いつも仕事の合間に眺めて、気分転換しています。あ、それから冬の間は水槽があると(植物もそうですが)、空気が適度に湿って具合がいいみたいです。おすすめしますよ!