皆さま、hanaの最新号、Vol. 04をお楽しみいただいているでしょうか? Vol. 04で「本」の特集を担当したJohn夜です。
「韓国語」と「本」を仕事にしているだけに、この特集、さすがに気合いが入りました! でも、誌面と時間の関係上あれが限界。最後は体力的にも녹초に…。それでも何とか一つの特集にまとまり、これまでとはひと味違った韓国のご案内、さらには韓国語学習を楽しんでいただけるご案内ができたのではないかと考えています。
今回紹介したお店の多くが所在する、합정、홍대は個人的に好きな街で、美味しくて安い飲食店も多くあります。行かれたことがない方は、ぜひ次の韓国旅行の際に足を伸ばしてみてください。また、今回の特集が良かったという声を多くお寄せいただければ、いつかまた本の特集を組んでみたいと考えています。ぜひ、読者ハガキやFBなどで、ご感想をお寄せいただければ幸いです。
さて、表紙ではカラー記事の「韓国語の絵本30選」と「韓国語の本を探しに、ソウルへ」を「保存版」として紹介していましたが、今号にはもう一つ、とっておきの「保存版記事」があります。それが、P.87-93に掲載した「重要動詞の受身一覧表」。何の変哲もない用言の表に見えますが、実はこれがスグレモノです。
表に先立って掲載されている「文法ポイント強化」にもありますが、韓国語の受身の作り方にはある程度の法則はあるものの、全て一律適応されるものではなく、韓国語で話すときや韓作文を行うときに動詞の受身形が分からず困るときがあります。実際に辞書を引いてみると、知らない受身形を探すのが難しいことがよく分かります。
例えば、「韓国語で書かれた本」と韓国語で言いたいときに、「書く」の受身形である「書かれた」の韓国語が分からないとします。私の手元にある某社の日韓辞典には「書かれる」という見出し語がありません。ならばと、「書く」の項目を見ても「書かれる」についての言及やこれを使った例文が見当たりません。仕方なく韓日辞典で쓰다を引いて、調べて見るものの、受身形である쓰이다/쓰여지다に触れている記述がなく、いっこうに解決されないのです。
この表では、代表的な約200の用言の受身形が一目で分かるように整理されています。この部分だけコピーして頭から覚えてしまったり、日記や韓作文を記すノートの巻末に付けて、必要なときに参照したりして、ぜひご活用ください。また、記事の方では、受身形をよく使う日本語の使い手が、どうすれば自然な韓国語にそれを置き換えることができるかを体験できる練習や、Q&Aに取り上げてもいいような、ピンポイントの受身に関する文法知識がいくつも提示されています。
そういえば、Vol. 04をご覧になってすぐにこの表の意味を見抜き、ご自身のFBで評価してくださった方がいらっしゃいました。すごい!と思いました。実際に辞書を引いても分からなくて、困った経験がおありだったんでしょうかね? 作り手としては、本の特集を評価していただくことと同じくらいうれしい出来事でした!
John夜
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