※このコーナーは、『韓国語ジャーナル hana』の定期購読者に送付されている会報誌『hana通信』の「嗚呼、副編 懐かしのK-POP」を再編集したものです。
TWICEの大活躍、オーディション番組「PRODUCE 48」から誕生したIZ*ONE、最近はその他にもたくさんの日韓、日中韓合同グループがデビューし注目が集まっています。そんな中、遠い目で思い出すのが……、かつて韓国の歌謡界で一生懸命歌手活動していた日本人(在日韓国人も)メンバー。拙い韓国語で歌を歌い、トークを頑張っていた彼らを忘れない! というわけで、さっそく紹介しましょう。
筆頭は2001年デビューの슈가(SUGAR)。日本ではICONIQ、伊藤ゆみの名前で若干迷走気味に活動していた아유미が在籍していたグループ。ヨン様と結婚していた박수진(パク・スジン)や、女優として大成功した황정음(ファン・ジョンウム)が在籍していたということで、今思えばとんでもないモンスターグループだったなあと思うわけですが。デビュー曲「tell me why」は名曲。みずみずしいアイドル感満載のラブソング。拙い韓国語で話す아유미が可愛いと、当時韓国のバラエティー番組に引っ張りだこで、韓国男子にも大人気でした。
「tell me why」
次に、日中韓合同グループで、なんと1998年デビューの써클(サークル)です。韓国人2人、日本人2人、中国人1人のグループで、当時高校生だった私は、韓国の音楽番組で歌って踊って韓国語を話す日本人メンバー유카(ユカ)と아야코(アヤコ)の2人が憧れの的でした。デビュー曲の「Sweetest Love」くらいしか代表曲がありませんし、完成度はイマイチですが……、それでも、あの時代に日中韓合同グループとして頑張っていた彼女たちに拍手を送りたいです。
「Sweetest Love」
そして最後は、やはりY2K! まさに2000年(Y2K)問題の時代、1999年デビューで、2002年解散という幻のアイドル。おバカキャラだけど超イケメン、千葉県稲毛出身・松尾雄一、光次兄弟と、それを束ねる형(お兄さん)的な存在の韓国人고재근(コ・ジェグン)によるロックグループ。韓国語ネイティブで歌唱力のある고재근が一人で歌って、松尾兄弟はほぼ添え物という、はちゃめちゃなグループでした。ああ、愛すべきトンデモ韓国歌謡の極み、Y2K。
「헤어진 후에」
「깊은 슬픔」
どれもYOUTUBEにもっと動画があるので、ぜひ合同グループで当時活動していた彼らの頑張りを見てほしいです!
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