※このコーナーは、『韓国語ジャーナル hana』の定期購読者に送付されている会報誌『hana通信』の「嗚呼、副編 懐かしのK-POP」を再編集したものです。

【懐かしのK-POP】いい男だらけの韓国HIP HOP

ドーベルマン連れて葉巻吸ってるような男性が好みです。はい、韓国HIP HOP界にはそんな男性が数限りなく生息していました。坊主、ドレッド、奇抜ファッションが似合っているのか分からないけど、かっこいいと思い込ませる亭主関白な強引さ、それが韓国HIP HOP男子の魅力。

初めて韓国HIP HOPに触れたのは、1997年「가솔린(ガソリン)」でデビューした二人組の지누션(JINUSEAN)。ゴリゴリHIP HOPの中に感じるほのかな韓国歌謡。現在に至るまで活躍しているので、ご存じの方も多いでしょう。「A-yo」のPVなんか、格好良すぎてもだえ死にます。いまだにどっちが지누、どっちが션か分からないけど(おいっ)二人ともかっこいい!「How Deep Is Your Love」も名曲です。

지누션(JINUSEAN)「가솔린」

지누션(JINUSEAN)「A-yo」

지누션(JINUSEAN)「How Deep Is Your Love」

1998年デビューの원타임(1TYM)もご多分に漏れず全員いい男。デビュー曲の「1TYM」はもちろん、2集の「One Love」、3集の「어머니(お母さん)」、4集の「HOT 뜨거(HOT 熱っ)」「Without You」など、デビューから活動休止まで、HIP HOP男子欲を満たし続けてくれました。

원타임(1TYM)「1TYM」

원타임(1TYM)「One Love」

원타임(1TYM)「어머니」

원타임(1TYM)「HOT 뜨거」

원타임(1TYM)「Without You」

そして、その2組+α(14 歳の꼬마ちびっこGDも♡)が参加するYG family2集の「멋쟁이 신사(オシャレ紳士)」もおすすめ。本当に멋쟁이が多すぎて、誰を見るべきか、目が泳ぎます。

他にも、99年デビューの드렁큰 타이거(Drunken Tiger)なんかは、「너희 힙합을 아느냐(君たちがHIP HOPを分かっているのか?)」「난 널 원해(僕は君がほしい)」が名曲過ぎて、顔なんかよく見ないうちから惚れちゃう。

드렁큰 타이거(Drunken Tiger)「너희 힙합을 아느냐」

드렁큰 타이거(Drunken Tiger)「너희 힙합을 아느냐」

他にも、허니 패밀리(honey family)、피플 크루(People Crew)、리쌍(Leessang)など、90年代中盤から2000年初頭にかけて、雨後の竹のように、韓国HIP HOP男子が誕生しました。

今も、韓国HIP HOP男子の良さは脈々と受け継がれていると思いますが、最近はドーベルマンより、ペルシャ猫連れてるような人が多い気が……。