※このコーナーは、『韓国語ジャーナル hana』の定期購読者に送付されている会報誌『hana通信』の「嗚呼、副編 懐かしのK-POP」を再編集したものです。
男性歌手のバラード曲を集めようとしたら、なんと2001年の曲ばかり。バラードの豊作年だったんですね。何より、今聴いても古びることのない不朽の名曲!と思って調べたら、ほとんどがJTBCの懐メロ紹介バラエティー番組「슈가맨」に登場していました(笑)。
実はhana通信でこれまでに紹介した歌手もかなりの率で「슈가맨」に登場に登場していることを知って、時の流れを感じます。この「슈가맨」は一部YouTubeのJTBC公式チャンネルで見られるのでぜひご視聴あれ~。
さて、2001年、最初の1曲は리치(RICH)の「사랑해 이 말 밖엔(愛してる、この言葉のほかには)」。当時の韓国を知る人なら、懐かしさに浸れること間違いなしのヒット曲。ゲジゲジの下がり眉で、かっこいいのかは正直微妙。でも、なんだかクセになる顔の리치が、すばらしい歌唱力で歌うR&Bバラードです。
今、改めて歌詞を見たら、ほぼ初級文法からできてます。初級文法だけでよくこんなにいい曲を書いたなと、改めて感動しています!ぜひ聴いて、学習素材にしてみてはいかがでしょう。
「사랑해 이 말 밖엔」 from 슈가맨
2曲目は이기찬(イ・ギチャン)の「또 한번 사랑은 가고(もう一度、愛は行き)」。歌詞のサビ部分で、語尾の-고が連発されるのですが、-고フェチ(なんじゃそりゃ)になりそうなくらい、-고がいい味出してるんです!
ちなみに私がK-POPで一番好きな語尾は잖아요、その次は한다体、걸요と続きます。副編のどうでもいい情報でした。
「또 한번 사랑은 가고」&「Please」 from 슈가맨
3曲目は、昨年14歳年下の日本人女性と結婚して話題の이지훈(イ・ジフン)と今もなお現役アイドルとして活躍する신화(神話)の신혜성(シン・へソン)がデュエットした「인형(人形)」。イントロのピアノから泣けるんですが、二人のハーモニー本当に美しくて、惚れ惚れします。
作詞・作曲はH.O.T.の강타(カンタ)、録音時のピアノの演奏も강타自身がしていました。この曲の歌詞はもう頭からお尻まで、語尾-지と-죠のオンパレード。どんだけ語りかけてんだよって。でも、この語りかけつつも、自問自答している感じが심쿵なんです。
SMエンタの後輩たちがよくカバーしてるようなので、聴いたことのある人も多いかもしれませんね。でも元祖アイドルたちの貫禄のデュエットをぜひ聴いてみてくださいね。
「인형」
- 投稿タグ
- 懐かしのK-POP