お店の料理を指定の場所まで届けてくれる配達サービスのUber Eats(ウーバーイーツ)。HANAでもコロナ禍で外食がままならない中、チキンや韓国料理を配達してもらったりと大いに活用しています。

ところが先日、私のUber Eatsののアカウントが乗っ取られてしまいました。

被害の内容は、私になりすました乗っ取り犯が料理を注文しまくるというもの。配達員からの「近所まで来ているんですけど場所がわかりません」という電話連絡で気付いたのですが、メールの注文履歴をみたところ、北は仙台、南は福岡までさまざまな地域のお店からその近所の住所へと、数分に1回のペースで注文をしています。しかも料理の内容が、注文リストを読んだだけで食べたくなるような本格中国料理や韓国料理、アンガス牛のステーキなど。麻辣香锅(マーラーシャングオ。※シンガポールのフードコートで定番らしい激辛炒めとのこと)には12種類のトッピングを追加注文するという念の入れようです。これらはロボットやプログラムの仕業ではなく、犯人が1件1件時間をかけてメニューを吟味しながら注文したように見受けられます。

メールで送られてきた注文履歴

メールで送られてきた注文履歴

気が付いたのが夜中で、その時点で先方の「注文活動」は止まっていました。最悪の場合でも自分が注文していないことをクレジットカード会社に示せれば被害が弁償されることを知っていたので、その日は何もせずに寝たのですが、翌日のお昼時間にまた注文活動が再開されたので、あわててクレジットカードを止めました。

結局、後日Uber Eatsと何度かやり取りをして、数十件の請求はすべて無効になりました。ただしこの手のサービスの常として、Uber Eatsのサイトに電話番号はなく、被害を訴えられる連絡フォームを探すのはなかなか骨が折れました。

やっと見つけたUber Eatsの相談ページ

やっと見つけたUber Eatsの相談ページ

しかし一体何なんでしょうね。自分が食べるのならまだしも、全国各地に配達するとは。乗っ取り犯本人にはさほど大きな利益はないようにみえますし、配達先が犯人の仲間や友人だとしたらすぐ足が付いてしまうと思うのですが…。HANAのスタッフからは、「잔치(喜ばしいことがあったときに開く宴)だったんじゃないですかね」との反応。たしかに、昔から韓国では잔치があると、通りがかりの人にも飲食が振る舞われたりもしますから、乗っ取り成功を記念して知人・友人に食事を分け与えたとか?!

自分が乗っとられたことの真の意味を知りたく、いろいろ調べてみたのですが、結局よく分かりませんでした。しかし、昨日ついに同じような被害事例がニュースに!

「山口真由氏ブチギレ『私は許せない!』『闘う』妹がウーバー乗っ取られ60万超請求」

「山口真由氏ブチギレ『私は許せない!』『闘う』妹がウーバー乗っ取られ60万超請求」

山口真由さんは弁護士なので、最終的に妹さんが自分で被害を被らないで済むことをもちろんご存じかと思いますが、ぜひ真相を明らかにしていただきたいですね。