※このコーナーは、『韓国語ジャーナル hana』の定期購読者に送付されている会報誌『hana通信』の「嗚呼、副編 懐かしのK-POP」を再編集したものです。

【懐かしのK-POP】失恋に追い打ちをかける名曲たち

韓国歌謡ってなぜあんなに泣ける歌詞が多いのでしょう?やっぱり한(恨)の精神が息づいているから?

最近のK-POPも泣ける失恋ソングなんて五万とあるんでしょうけど、今回は、失恋に追い打ちをかけ、どん底に突き落とす珠玉の韓国歌謡を、独断と偏見で3曲ご紹介します(笑)。つい最近失恋したあなた、昔の失恋を思い出して感傷に浸りたいあなた、どれもYouTube で見られるので是非チェックを! 

まずは、なにがなんでもご紹介したい박지윤(パク・チユン)の「환상(幻想)」。2000年に発表された名曲です。「그대여 돌아올 수 없나요?(あなた、戻ってこれないの?)」から始まる涙まじりの애절 보이스(哀切ボイス)に涙腺崩壊

ミュージックビデオでは失恋ゆえに精神に異常を来してしまった女性を描いているのですが、そのラストシーンが問題になり、当時は問題シーンをカットして放送していました。現在ではYouTubeで探すと完全版が上がっています。改めて見ましたが、めっちゃ怖いよ、박지윤!!

2曲目は박혜경(パク・へギョン)の「Rain」。2002 年に出た3集のタイトル曲なのですが、ハスキーボイスで呟くように別れを歌う、その淡々とした感じが逆に涙を誘うのです。

失恋ソングではありませんが1999年に発表した「고백(告白)」も時代の名曲ですわね。私と同年代の韓国の人たちは、박혜경を聴くと当時の恋人を思い出して胸が熱くなる人も多いとか少ないとか……。

ラストは1995年発表、이승환(イ・スンファン)の「천일동안(1000日の間)」。1000日付き合った彼女に浮気されて別れた이승환自身の実話を歌にしたというエピソードが本当か嘘かは分かりませんが、歌唱に怨念こもりすぎ!男の한?怨念?をぜひご体感あれ(笑)。