ねむです。花粉が飛ぶ季節となりましたが皆さんお元気ですか?

ブログのネタ、何を書こうか悩んだのですが、今回はBTSのお気に入りのMVとパフォーマンスをいくつか書こうと思います。BTSは曲をたくさん出してますし、おススメの曲もたくさんあるのですが、今回第一弾として、4つピックアップしました。

まずは私がARMYになるきっかけとなった曲からご紹介します。

「沼落ち」したきっかけの曲  「Save ME」

今は社会人となった甥っ子が高校生だった時、TWICEとBTSが好きで(当時甥っ子は防弾だかバンタンって言ってたかもしれない…)、コンサートにも行ったって話をしてたんですね。

それでなんとなくBTSのMVをいくつか見て、この「Save Me」を見た時、沼落ちしちゃったんです。

何が良かったか…。曲の雰囲気と歌詞が良くて、歌もうまくて、ダンスはピカイチっていうのはMV見て分かりました。最初のジミンの後ろ向きの立ち姿から振り向き様の一連の動作、やっぱり尋常じゃないスキルを感じます。さすが現代舞踊経験者、釜山芸術高校主席入学! ジミンが着てる指穴のある長袖Tシャツも萌え袖にも見えて、スタイリストさんグッジョブです!

MVもおしゃれじゃないですか? 韓国で撮影されていると思うのですが、まるで、アイルランドの荒野のような……私、学生時代にアイルランドを旅行したんですが、そのようなエッセンスを感じました。ほら、伴奏も笛なのか、アイルランドテイストありますよね?(分かってくれる方いますか?)

余談なのですが、アイルランドを旅行した時、アラン島っていう島も訪ねたんですが、その地は宮崎駿さんと鈴木敏夫さんも昔訪ねたんだとか。(『魔女の宅急便』のどこかの家はアラン島にある家がモデルだそうです)。そしてアラン諸島の一つは、映画『イニシェリン島の精霊』のロケ地だそうですよ(まだ映画見てませんが…)

アイルランドが舞台の映画というと、『草原とボタン』という、子どもが主人公のとても良い映画があります。機会があったら見てください! 

脱線してしまいました。さて話は本題に戻りますが、この「Save ME」のMVは、ワンカットで撮られてるらしいです。つぎはぎ編集ではなく、カメラを長回しして撮っているもよう。メーキング動画もアップされています。

みんな自分の出番が終わったら、カメラに映らないように急いではけていくんです。何度も撮りすぎると疲れて良いカットが撮れないかもしれないですし、最初は雨も降ってましたし、メンバーにとっても、カメラマンやスタッフにとっても大変な撮影だったでしょう。

撮影に苦労したと思うのですが、結果、あまり類を見ない素敵なMVになっていると思います。

韓国の伝統とBTSのエネルギーが融合 MMA2018 「IDOL」

さて、次はBTSファンの間でも有名なレジェンド的な舞台MMA(Melon Music Awards)2018 年のBTSのIDOLのステージです。

「IDOL」は、アーティストと呼ばれようとアイドルと呼ばれようと、俺たちは俺たちだぜ! というメッセージが込められた曲なのですが。

このMMAの舞台、まず、出だしの3J(ジョングク、ジミン、J-HOPE)のダンスが素晴らしい。一番手はJ-HOPE。チマチョゴリを着て북춤というんでしょうか、太鼓を叩いて踊る女性たちの中で、J-HOPEがパフォーマンスします。

その踊りがすごい! 大勢の伝統舞踊を踊る人たちの中で、J-HOPEも伝統衣装を羽織って現代的なダンス(HIPHOP?)を踊りますが、これが似合ってる! BTSのダンスリーダーであるJ-HOPEのダンススキルは言わずもがな。出だしから圧巻です。

そしてバトンはジミンへ。このね、バトンのつなぎ方もすごくおしゃれなんです。百聞は一見にしかず。動画を見てください! 

ジミンは부채춤(扇の舞)を踊ります。先ほど書きましたが、ジミンは現代舞踊やバレエの経験者で、釜山芸術高等学校主席入学という実力の持ち主です。

ジミンの繊細なダンスと完璧な扇さばき、色気、どれをとっても素晴らしい。ジミンはこのステージの後、扇の舞文化財保存会から感謝状をもらいましたが納得です!

そして出だしの踊りのラストはジョングク! もう圧倒的にカッコイイの一言ですね。誰がセンターを張ってもおかしくないくらいのBTSにいて、막내(末っ子)でありながら、センターを務めることが多いジョングク。パワフルなダンススキルに加えて、圧倒的に華があります。生まれながらのセンターと言っても過言ではないかも。

ジョングクの踊りの後に、사물놀이のダンサーが踊った後、7人そろってのパフォーマンスが始まります。
会場のボルテージも最高潮!

通常の「IDOL」とは違い、先ほどの3Jのダンスに引き続き、韓国伝統音楽の要素を加えてアレンジしています。メンバーは会場の声援を力にして、伝統舞踊ダンサーをバックに最後まで歌って踊りまくります。BTSはとりわけ舞台が素晴らしい、生のパフォーマンスが素晴らしいと言われるのですが、この舞台を見るとよく分かります。MVとは違う、一瞬にかけるきらめきというか、その舞台舞台にかける情熱がすごいんですよね。

彼ら本来の輝きっていうのは、MVよりもコンサートや生のパフォーマンスを見た方が分かりやすいのではないかと思います(動画やDVDでも)。

MMA2018は韓国伝統音楽・伝統舞踊がBTSのパッションが融合した素晴らしい舞台でした。
なお、こちらの練習風景の動画もG.C.F (ジョングク制作の映像)でアップされています。

3Jの練習風景

翻訳家泣かせの隠れた名曲 「땡」

この「땡」という曲は、ラッパーの3人(RM、SUGA、J-HOPE)が作って歌っているラップの曲なんですが、BTSの正式なアルバムに入ってないんです。私も大好きな曲なのですが、Apple Musicなどでは聞けない曲となっています。アルバムに入れるには歌詞が過激すぎるのかもしれません。

땡というのが擬声語・擬態語なのですが、これが、時と場合によってニュアンスが全く違い、日本語に訳すのがすごく難しいと思います。

この曲は韓国の伝統音楽にラップを載せた歌となっており、歌詞はちょっと載せると

일팔 일삼 삼팔 땡 U wrong me right 잘 봐 땡 학교종 울려라 brr brr 땡
야 이번 생은 글렀어 넌 땡

となっており、땡はどう訳したらいいの?! って感じで、翻訳家さん泣かせの曲となっております。(これ以降も땡は何度も出てきます) ちなみに冒頭の18 13 38は화투(花札)の遊びから来ているようです。

歌詞を全体的に聴いていると、BTS、特にラッパー組(RM、SUGA、J-HOPE)の反骨精神がよく表れている歌詞だな、と思います。BTSは爽やかな歌だけではなく、本音を吐露している曲も、特にラッパー組の曲には多いです。ぜひ聴いてみてください。

頑張れる人は訳してみても良いかも! 答え合わせはなかな難しいかもしれませんが。言葉遊び的な要素もありそうです。

最後に祝!卒業シーズン! 「방탄소년들의 졸업」

そろそろ卒業シーズン! 卒業の喜びと切なさが交差する季節ですね。ARMYの方ならご存じの方が多いと思うのですが、なんと10年前2013年に出た卒業ソング「방탄소년들의 졸업」という歌があるんですよね。

7人全員で歌っているのではなく、ジョングク、ジミン、J-JOPEの3人で歌っていて、MVらしきものもあります。今こう書いてみると、この歌を歌っているメンバーは先ほどのMMAでソロを踊った3Jメンバーですね。

もうね、かわいいです……完全に母親目線で見てしまいました。歌もHIPHOPテイストがあって歌詞も面白いし、MVもまるで彼らの学校生活を覗き見しているような感じで良いです。こんなあどけない少年たちが、数年後、先ほど書いたMMAという大舞台ソロでパフォーマンスするなんて…本人たちも予想していなかったのではないでしょうか。そのこと一つとっても、BTSの成長ストーリー、サクセスストーリーの一片を見たような気がしませんか?

この4つ以外にもまだまだご紹介したい曲はあるのですが、長くなってしまったので、今回はこちらでおしまいにします。

BTSは韓国っぽさがなくて、アメリカナイズされてつまらない、とか、BTSの曲をあまり聴いたことのない人がTwitterでつぶやいているのを何度か見たことあるのですが、いやいや、BTSって結構、韓国伝統音楽を取り入れた曲もありますよね? 韓国っぽさ満載の歌もありますし。

またいつか機会がありましたら第二弾でもやりたいと思います。