こんにちは、最近引っ越しをすることになったHANAスクール担当のこまです。東京生まれの東京育ちな私は、韓国留学時に初めての一人暮らしをし、帰国して早○年、ようやく日本でも一人暮らしをすることになりました。
韓国では2回ほど引っ越しをしているのですが、日本で引っ越しをするのは初めてで、てんやわんや。しかも日本は家を借りる際、家賃以外にかかる初期費用が高くてびっくりです!!
今回、日本で引っ越しをすることになり、韓国の引っ越しとの違いに驚いたので、皆さんにご紹介したいと思います(私が留学していたのが、かれこれ10年ぐらい前のことなので、現在は事情が変わっているかもしれません)。
韓国で部屋を借りる方法は2種類あるのですが、敷金や礼金はなく、どちらも初期費用として(?)ある程度まとまった額の保証金を支払います。
1つ目の方法は、日本でもお馴染みの毎月家賃を支払う월세(月貰|ウォルセ)というシステム。そして2つ目は、毎月の家賃を払わずに2億ウォンなど高額な保証金を支払い、毎月出ていくのは管理費ぐらいの전세(傳貰|チョンセ)というシステムがあります。
しかも、월세も전세も保証金は退去時に全額返ってきます!
월세の場合の保証金は、物件によって金額が設定されていているのですが、保証金の金額が高いほど家賃が安くなることがあり、もしお金に余裕があるようだったら月々の出費を減らすために保証金の金額を上げて家賃を下げてもらう交渉は必須です。
日本の高額な初期費用の比重を占めるのは敷金・礼金で、敷金は退去時に戻ってきたとしてもクリーニング費用として相殺されることも多いので返金額も微々たるものな上、礼金に至っては戻ってすらきません。
韓国の場合、部屋のクリーニング代は退去者ではなく入居者が支払いますが、保証金の他に必要なのも仲介手数料ぐらいなので、保証金が全額戻ってくることを考えると、負担はそこまで大きくない気がします(韓国で退去者は部屋の掃除をしなくても良いそうで、前に住んでいた人の荷物が残っていることもよくあります)。
また、日本では部屋に初めから家具や家電が付いている物件はあまり見かけず、付いていてもせいぜいエアコンぐらいですよね。
韓国のワンルームなどの物件では、エアコンはもちろん洗濯機や冷蔵庫、電子レンジ、ベッド、デスクなどが付いている部屋が多く、ほとんどの物件はインターネット代が家賃に含まれています。出費が痛い大型家電を買い揃えるための費用がかからず、留学生の場合は引き上げる時の家具処分が必要ないので、非常にありがたいです。
条件に合いそうな物件が見つかったら内見をするのは、日本も韓国も同じ。ただ日本の場合は、まだ前の人が入居中の物件や絶賛工事中の物件は、外から建物は見たとしても中には入りませんよね。
しかし韓国では、完成間近の物件の部屋が見られるのはもちろん、まだ人が住んでいて荷物もある状態の生活感丸出しの部屋に堂々と不動産屋と一緒に入れます。今まさに知らない人が住んでいる部屋を見せられる方もなんだか気まずいし、自分がいない時に誰かが勝手に部屋に入るなんて何とも言えない気分です。
私が住んでいた部屋の内見に誰かが来たことはなかったであろうと信じたいです……。
実際に契約となったら、日本では不動産屋さんに部屋を借りたい人が行き、契約の手続きを進めますが、韓国ではここに大家さんが加わり、不動産屋さんの目の前で両者がサインをします。
日本よりも韓国で先に部屋を借りる経験をしたため、今回日本で初めて部屋を借りることになり、契約時に大家さんが同席しないことに逆カルチャーショックを受けました(韓国でも大家さんが同席せずに契約を進めることもあるのかもしれませんが、私の場合は2回とも大家さんも一緒にサインをし、入居中に何か困ったことがあったら大家さんに直接連絡をしていました)。
まだまだ他にも韓国の引っ越しににまつわる波瀾万丈エピソードがあるのですが、大長編になってしまいそうなので、今回はこの辺で。
日本での初めての引っ越しにより、しばらくは引っ越し貧乏になりそうです。
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